裁断機にセットした素材を刃で押し切る加工方法です。
切断にはギロチンのような大型の刃を使います。
主に直線カットする際に利用されます。
数値設定を操作することで、数mm単位のカットも可能です。

ベニヤ板に形状加工した刃を埋め込んであるビク型を用います。
クッキーなどの型抜きに似た作業です。
2次元的な成形加工の際に使用します。
押し切りのため、厚めのワークの場合、加工断面に若干エグレが発生することもありますが、多量の成形加工を連続して行うことができ、寸法公差が比較的小さいというメリットがあります。
製品の用途や材料特徴に合わせて機械と型を調整することでエグレを小さくすることができます。
ピナクル型を使うことで、より精度を高くすることもできます。

前後移動・回転移動するテーブルの上にワークを設置して裁断します。
テーブルやバンドナイフの高さを調整して、ワークの上面から順々に厚みを作っていきます。
ハムやパンのスライスに似た作業です。